妹の借金を弁護士事務所に相談
今回の体験談は、自分の借金ではなく、身内の借金体験談になります。
妹さんから借金の相談を受けて、弁護士事務所に依頼して解決した事例になります。
自力で経済管理ができない私の妹に借金があることがわかり、
代理で債務整理をした実体験の話です。
私と妹は歳も6歳離れていて、あまり仲良くもなく、
年に1度会う程度の関係だったのですが、
ある日突然妹の友人が家に訪ねて来ました。
借金がある為に生活保護が受けれない
事情を聞くと、妹が生活費に困っている状態で、
生活保護を受けなければならない状態だけど、
借金があるので借金の整理をしないと、
生活保護の申請ができないので、助けてほしいといったことでした。
妹は統合失調症という精神疾患を発症して約10年。
他府県で治療を受けながら、彼氏と生活していたはずでした。
ところが、その男性と関係が切れたらしく、
ひとりで地元に戻ってきて、
実家に報告することもできずに友人の家にお世話になっていたようです。
すぐに妹に会って事情を聞くと、元々はクレジットカードを所有しておらず、
精神疾患を患ってからは仕事も退職し、入退院を繰り返しながら、
お付き合いしていた男性に支えてもらっていたようです。
それが、数年前から彼氏との関係が悪くなり、
無理して自分でパートに出たりして、
そのときに作ったイオンカードで、
生活に困ったときに買い物をして、
利用したお金の返もできずに、借金が膨らんでいたようです。
彼氏も精神疾患の妹を支えているうちに、生活苦から借金をして、
お互いに経済破綻してしまったのです。
それで地元に帰り、友人宅に居候させてもらって相談し、
その妹の友人が、妹に代わって役所の生活相談に行ってくれたそうです。
生活保護を受給するに当たって、借金を精算していない状態では、
申請できないので困っているといった状態でした。
イオンカードの金利が18.7%!過払いになっている可能性もあるので、法務事務所に相談しました
とにかく、私自身が利用したカードではないので、詳細もわからなかったので、
イオンカードの明細を見せてもらいました。
どんな経緯でいつ、利用した借金が残っているのか、
病人の妹に聞いても、まったく事態がつかめず、困ったのですが、
いくつか手元に残っている明細によると、
借金の残額は約50万円で、金利は18.7%と表示されていました。
もしかしたら過払い金が発生しているかもしれないと考え、
生活相談に行き、紹介していただいた弁護士事務所に相談しました。
妹は、理路整然と事情を話せる状態ではなかったので、
証拠となる明細を持って弁護士事務所に行きました。
私も初めての経験で、どうしたら良いのか、どうなるかわからず、
ありのままを相談しました。
弁護士によると、イオンカードでも、古くからカード利用をしている場合は、
グレー金利で過払いになっている可能性があるということで、
債務整理を依頼することになりました。
過払い金調査の結果、残額約50万円の借金がゼロになりました。
妹の借金先は、主にイオンカードでしたが、その他にももう一社、
クレジットカードの会社がありました。
弁護士に全ての妹の借金に関する明細と妹の住所などを提供して、
あとは弁護士に手続きをおまかせしました。
2週間ほどして、弁護士から連絡があり、妹の借金はすでに過払いも発生していたので、借金の整理後は、残額が数万円程度残るのみという報告を受けました。
弁護士が残額の支払い方法についても交渉してくだり、
約半年に渡って月に数千円ずつの返済で完済できるようになりました。
妹は仕事をできる状態でもなく、
生活保護の申請をすることになっていたので、
債務整理後の残額と弁護士費用は私が受け持つことになりました。
過払い金請求後の現状
依頼した弁護士は、とても温和で、過払い金請求の経験も豊富な人権派の先生で、
私たちの事情にも配慮してくださり、法テラスの利用を紹介してくださいました。
弁護士費用は、きっちり10万円でしたが、法テラスの利用で、
月に10,000円ずつの負担で費用を支払うことができました。
月に10,000円の費用と、数千円の借金返済を私が負担し、完済しました。
妹も、債務整理で借金の整理方法が決定した時点で、
生活保護の申請がとおり、生活保護を受給しながら、
ひとり暮らしをして治療を受けれています。
1社で140万円を超える場合は弁護士事務所へ!但し、注意が必要です。
過払い金請求が1社、例えばアイフル等で、引き直し計算をした結果、140万円もの「過払い金」が発生している場合は、弁護士事務所に依頼して下さい。
この理由は、140万円以上を請求して、訴訟(裁判)になった場合は、弁護士しか対応できない為です。
「過払い金」の訴訟(裁判)請求の目安
司法書士→140万円以下 簡易裁判
弁護士→140万以上(合算も可能)地方裁判所
となっています。
本当の所は、地方裁判に提訴した方が、絶対に負ける裁判では無いので、運が良ければ「過払い金」+「過払い金の利息」+「弁護士費用」が請求できます。
弁護士の場合はCM等でやっている事務所は「絶対に避けた方が良い事務所」です。
この理由は、弁護士は法律案件を多数持っているのです。
弁護士のCMを良く見かけますよね?
広告にお金を掛ける弁護士法人は、「仕事が自分で取れない、才能ない先生」と言う事を弁護士業界では意味します。
(特に、債務整理に時効がありますと言ってる弁護士事務所は本当は信頼できません。※客が欲しいだけです)
それよりも、自己破産、任意整理、個人再生等、不動産売却等の「お金と法律」に特化した事務所を選択して下さい。